もう会うことはないかもしれないけれど。

きみに読んでもらいたいお話

自分に向いている外国語

 

英語ができない=自分は外国語に向いていない

わけではありません。

 

むちゃくちゃ大事なので一番最初に言いました。

 いいですか、もう一度いいます。

 

英語ができない=自分は外国語に向いていない、ではありません。

たまたま英語が向いていなかっただけなのです。

 

世界には何か国語もあるのに、日本のほとんどの中学高校では英語しか教えません。

9年間日本の学校で英語の授業受けましたが、英語の先生が、英語できなくても他の言語やってみなよ!と授業中クラスに話したことは一度もありませんでした。一人もいませんでした。こんな環境では英語ができなかったから自分は外国語に向いてないと勘違いしてしまう人が出てきてもおかしくないではありませんか!

 

たまたま英語が自分に向いていなかっただけなのです。

外国語=英語となりがちですが、世界には何か国語もの言語があります。

 

スポーツだって同じ。サッカーできない、じゃあ水泳も卓球もできないな、とはならないですよね。

 

世の中英語ができる人はごまんといますが、英語ができる人が中国語も同じ要領で覚えられるとは限らないのです。

 

つまり、英語ができなくても中国語はできる可能性は多いにあります。

 

中国語は例えで出しましたが、決して中国語が英語より簡単だと言いたいわけでなく、自分に向いている言語は何語でもできるようになる、ということです。

 

わたしはタイ語をやっています。きっかけは、親に連れられて行ったアジアン食品センターで見かけたタイ文字をかわいい、書けるようになりたい、と思ったからです。当時10歳でした。そして8年後、わたしは初めてタイ語に触れました。

 

 

ちょっと見てください。

 

わたしは日本人です。

I’m Japanese

ฉันมาจากญี่ปุ่นค่ะ

 

ほら、タイ文字かわいくないですか♡♡

 

 

きっかけは淡い興味です。やったことないものをなんかいいなーと思う感覚は、これまでの人生経験から脳が無意識にはじき出した個人の適正候補の一つです。なんかカッコいいなー、は始めるには十分な理由です。

 

 

自分に向いている外国語=自分が楽しいと思う言語です。

 

 

つまり、遊んでいる感覚で勉強ができる言語です。勉強という意識を持たずに取り組める言語です。なぜ、楽しい=向いているかというと、楽しいと続けるからです。よくわからないけどなんか見てるだけで楽しい、音を聞いているだけで楽しい。うきうきする。気分が上がる。こんな感覚。

 

しかしこの難しいところは、何かを楽しむためには楽しいと感じる余力が自分に必要だということです。日々の仕事で消耗し、休みは寝て過ごすような人は何かを始める気力はないだろうし、むしろ何かやめちゃったかもしれませんし、同じことしても以前と同じように楽しいと感じなくなっている人もいるかもしれません。

 

そんな時はぐっすり眠って、美味しいもの食べて、足つぼマッサージでも行きましょう。おいしい、気持ちいい、リラックスする感覚を得るため半ば強制的に外部から直接的な刺激をもらうのです。この理不尽なジャパニーズ・ソサエティーにおいて、自分の感じるおいしい、気持ちいいは安心して信じられる、確かなものです。おいしいもの食べる、足つぼの良いところは自分で何もしなくても満足感を得ることができることです。自分は食べて、座っているだけで美味しい、気持ちいい、が体験できておススメです。心にふかふかのお布団を敷いて、楽しむ力をゆっくり取り戻しましょう。

あとこれ個人の実感なんですが、大人になるにつれて楽しむ力がなくなります。楽しいと感じる力が減っていきます。日本では特に。

 

ちなみに、興味を持って勉強始めてみたけどなんかできない続かない、やっぱ自分ダメかなー、とあきらめそうなそこのアナタ!大丈夫です、外国語学習向いています。なんか違うなーという違和感は脳の計算と現実の誤差を認識できたということです。これからはより感度の高い脳になるんじゃないでしょうか。脳科学のことは全然わかりませんが、合わない、ということも学びです。それはそれは貴重な学びです。自分根性なしとか思わなくて大丈夫です。そもそも外国語向いていない人は自発的に勉強しようとは思いませんのでご安心を。違う言語やりましょう。

 

あとこれも大事なことですが、伸びない人は誰か(何か)を優越するために勉強している人です。

 

 

わたしはこれまで英語、フランス語、ドイツ語、タイ語カンボジア語リトアニア語、ウルドゥー語、韓国語をかじってきました。どの言語もワクワクしながら(あるいは必修科目)始めたものですが、楽しくないものもありました。今でも続いているのはタイ語と英語です。この2つだけです。資格は必ずしもその人の語学力を反映するものではないと思っているため具体的な記述は避けますが、わたしは英語得意だと思っているし、タイ語はそこそこってレベルです。

 

国語学習の真髄は継続することにあります。毎日やらなくていいのです。年2回とかでもいいのです。丸2年英語から離れている、でも大丈夫です。ゆるくていいのです。気が向いたときやればいいのです。戻ってくればいいのです。楽しんでいたらいつかまたやるし、やればうまくなります。うまくなれば、ますます楽しくなります。

一緒に楽しみませんか。