もう会うことはないかもしれないけれど。

きみに読んでもらいたいお話

うつ病の診察第1回目

 

サミティベート病院で受診。医療通訳がついた。綺麗なお姉さんだった。

ちなみに初めて病院を訪れたときは予約しかできなかった。予約できるのも1番早くて2週間後だった。

 

《やったこと》

医者に症状を説明

医者が詳しく話に踏み込む

血液検査

 

《結果》

・軽度の鬱

・ZoLoftという薬が処方された

 

《医者のアドバイス

・テレビをつけること

・音楽を聴くこと

 

《わたしが医者に訴えた症状》

・夜深夜3時くらいに目が覚めて、朝は目覚まし前に起きる

・毎日泣いてる

・朝がしんどい

・家にいる

・人に会うのが億劫

・食べない

 

 

わたしが話した症状をもとに医者が質問をする。医者は淡々と質問をする。気持ちに寄り添うというより、分析する。自分を因数分解される感じ。

 

《わたしが答えたこと》

・両親がしんどい

・会社でいじめられていた

・日本人なのに日本が合わない

・日本人が苦手

 

 

大学の時は孤立していた。今ならその理由がわかる。

 

どんな流れで会社の話になったのは覚えてないけど、初めていじめの内容を口に出して、人に伝えた。

 

 

毎日泣いてるのはどうして?

 

 

たしかこの質問で始まったんだと思う。

 

 

聞かれてとっさに会社のいじめを思い出してると答えたけど、

 

確かに会社のいじめを引きづってるけど泣いて理由は、

 

好きだった人と身体の関係になってしまったこと。

ベッドの中で言われた言葉、されたこと、私がしたこと。悲しい。

 

けど医者には言えなかった。口に出したくなかった。理由はよくわからない。

医者は勘付いていたんだと思う、何か言いたいことはありますかって3回聞かれたから(笑)

 

 

医者と話して感じたことは、自分がこれまで考えていなかったことが口をついたこと。

 

あれ、私は両親がしんどいとおもっていたのか。

あれ、私は日本になじめない自分を責めていたのか。

 

とっさに口についた内容、家で私が無限ループでぐるぐる考えていたことと違う。

わたしは医者にウソをついたの?

 

あと友達はいますか?という質問にも自分の意識とは違う答えが口をついた。

いるって答えちゃった。なんでだろ。

 

わたし、大学時代、友達がいなかった。今なら自分が孤立していたこと、なじめなかった理由がわかる。大学4年の時タイに留学行って、そこで初めて友達ができたと思う。

 

この質問をされて真っ先に頭に浮かんだのは大学のクラスメイトと留学時代の友達。タイに行ってから話すようになった気がする。仕事が辛いってこと相談したの大学のクラスだったし、折れた自分を力強く励まし、寄り添ってくれた。

 

 

医者は私が話すと、ぷろわー(なぜなら)、と先を促した。

 

 

なんで、どうして、と聞かれるより、自分で自分の内面を見つめることができる気がした。なんというか、このように感じてしまった自分を責められていない気がする。

 

 

医者に言えなかったこと

・好きな人と身体の関係になってしまった話

・大学なじめなかったこと

 

将来はどうなりたいかという問い

・元気になりたい

 

いじめの話は一回自分の中で言葉にしたいけど、辛い作業になりそうで気が進まない。形をもたないもやもやに形を与えるのが言葉。言葉にし、誰かに聞いてもらえたらわたしは癒されるだろうか。

 

そういえば今日嫌なことがあったんだ、とかもう嫌だ、という話を親に聞いてもらったことないんだよね。

 

親は、はい、私を責める格好の材料を見つけました、みないな人だから、わたし自分の悲しい、辛い、いやだという気持ちを言葉にしたことがないんだ。