もう会うことはないかもしれないけれど。

きみに読んでもらいたいお話

未来のおもちゃ箱

アフィリエイトでお金を稼ぎたかった。ブログを始めたのだって、働かないで定期的にお金入ってくるっていいなー、そんな理由から。

 

書き出してみてわかったことがある。ブログで稼ぐ=人のために記事を書ける人だということ。読者ターゲットを設定し、情報収集・分析、伝える。なんという労力。人のためを思い自分の時間を割いた人がお金を稼げるのは当然の道理かもしれない。

 

ブログなんて始めても続かないと思っていた。たしかに、人のためになるようなブログは自分には書けなかった。だけどブログ自体に書きたいことがないわけでは決してなかった。あったんだ、自分の中に。書きたいこと。書きたいことを書けばブログは続く。

 

自分の思考が言葉になり、文字になり目に見える形になる。それは頭で考えててもわからなかったこと。白紙を目の前に出され手を動かす。言いたかったこと、言えなかったこと。飲み込んだ言葉、奪われた言葉。心から溢れる。あの時の自分が声を上げている。自分がこの音になっていない声を拾わないで一体誰が拾うんだ。書きたいことが尽きない。頭の中を言葉に落とすのは難しい。けどやりたいんだ。

 

自分というおもちゃ箱。ガラクタもあるし、捨てそびれたものあるし、宝物もある。自分だけの、自分だけが知っている宝物。きらきらした目をして、小さな柔らかい手でおもちゃ箱から宝物を取り出しきれいだなーと眺めている。こどもの自分から見た世界は希望に満ちている。未来を信じ切っている。

 

あのころの自分を連れて、私はまた一歩踏み出す。きっと君がいると世界の見え方が違うんだ、と幼い自分に語りかける。